【名前】水子(ミコ)
【性別】男
【年齢】22歳(見た目がコロコロ変わる)
【種族】呪い
【所属】悪魔
【レベル】C
【特性】
常にふわふわと浮いており、地面に足を着くことが少ない。あちらこちらフラフラ飛んでは電柱に頭をぶつけたり猫に追いかけられたりしている。
人間、特に女性に友好的。妊婦に話しかけては胎児の言葉を代弁したりする。
子供を亡くしてしまった女性を『まま』と呼び、優しく慰めたり、亡くなってしまった子の言葉を代わりに伝えている。
時々、一人でいる子供と遊んだりしている。
人に害を加えようとすること自体が少なく、フワフワ浮いていたり、上記のように女性に寄り添うだけの呪い。
容姿を上手く留めておくことが出来ない時があり、瞬きをする度に姿が変わることが多々ある。
大切な人を失った人間を言葉巧みに誘い込んで自分の領域に引きずり込む。
『出現場所』
特になし。ただ、妊婦や流産、死産経験のある女性の近くにいることが多い。
もしくは知り合いの周りをふよふよと浮いている。
【性格】
穏やかでのほほんとしている。基本的に女性や子供にしか興味はなく、男性に対してはかなり塩対応。
上記したように妊婦や妊娠経験(出産経験無し)の女性のそばでふわふわ浮いて何やらお話をする。にこにこと笑って会話していたかと思えば急に優しい顔になり、泣き始めた女性を優しく慰めていたりもする。
また、子供のことも大好きで大人数の子供達と混ざって遊んでいたり、一人でいる子と共に2人で遊んだり、と面倒見がいいのかただ遊ばれているだけなのかは分からないが子供にも寄り添うようにして傍にいることがある。
子供の前でだけいたずらっ子になり、よくイタズラを仕掛けたり、仕掛けられたり、と仲良く遊んでいる。
ただ、男性にも優しい時があり、子と母親両方をなんらかの理由で亡くした男性には子供の言葉を、子供から母親の話を聞いてそれをまた伝える、という事をすることもある。
また兄弟を失った人に対してもかなり優しく接する。大切な誰かを失う気持ちは分からないが、大切な人と一緒にいたかった、という気持ちが分かるためどうしてもそういう人たちを見ると傍に行ってしまうらしい。
産まれたばかりの赤ちゃんを見ると泣きそうな顔をして笑う。
海や川が好きですぐに入ろうとする。本人曰く羊水にいた時の名残らしい。
また巷で噂の赤ちゃんが泣き止む音源を聞くとじーっと音のするほうを見つめ、しまいには眠ってしまう。母親が歌う子守唄も好きらしい。
【容姿】
薄花色の肩下まで伸ばした髪をサイドテールにしている。左の横髪に金青色のメッシュが入っている。
瞳はタレ目で翠色。大きくぱっちりとしていて可愛らしい印象を持たせる。
髪と同じ色の肩出し(チャックで開閉可能)パーカーに黒いショートパンツを穿いて、黒いニーハイソックスを穿いている。靴は白のプラットフォームブーツを穿いている。首にはハートの飾りがついたチョーカーをつけている。
身長を留めておくことが出来ないため正確には分からないが青年時は約167cmぐらい。幼児時は約95cmぐらい。
また鼓動がなく、彼の心臓の音は水。ちゃぷちゃぷ、と優しく綺麗で静かな音が聞こえるらしい。
【武器】
《幼児状態(2~4歳)時》
・ガラガラ
このガラガラの音を耳元で聴くと幼児退行化してしまう。
聞けば聞くほど段々と幼くなっていき、最初に判断力(効果は2ロル)、次に言葉使い(効果は3ロル)、次に行動(効果は4ロル)、最終的に見た目まで子供になってしまう(効果は5ロル)。
ただし領域内でしか使えないため、見た目は幻術でそう見せているだけである。
・おもちゃのラッパ
このラッパの音を聴くと強い耳鳴りを起こす。効果は2ロル分。
また、このラッパの音でブリキの兵隊の統率をとる。
ガラガラ、ラッパはその音を聴かない、聴こえない者には使えない。
・おもちゃの銃
銃を打つことで視界を覆うほどのスモークを発生させる(効果は2ロル)。
それ以外には特に使えないただのおもちゃの銃である。弾は4弾。
・ブリキの兵隊
領域内にあるおもちゃの兵隊。
普段は動くことなくおもちゃとして遊べるが、ミコがラッパを吹くと途端に動き出し、異常者の足止め、または追い出しをする。
結構頑丈に出来ているらしく、かなり強い力で壊さない限りずっと追いかけ続ける。
・哺乳瓶型グレネード(or網)
普段は哺乳瓶の形をしている爆弾と網。
投げつけることで発動する。
たまに、爆弾と網を間違えて投げてしまうことがある。
それぞれ爆弾が4つ、網が3つを横がけバックに入れている。
《青年(16~22歳)時》
・神楽鈴
シャンシャン、と鳴らしては領域内にいる全ての物や人間に警告をする。
異常者が現れた場合、予期せぬ事故が起こった場合などに鳴らされる。
また、ラッパ同様に統率をとるためにも使われる。
もしもの場合、本当にどうしようも出来ない時は鈍器として扱うこともある。
・メルヘンファンタスティック鎌
と、呼ばれているがミコは普通に『鎌』と呼んでいる。見た目があまりにもメルヘンチックであるが故。
またその性能も、戦いを好まないミコの性格をそのまま映したかのようにこの鎌で切られた相手にダメージは入らず、戦意を削ぐだけのもの。
一切、体は傷つかずに戦意だけが削がれていくだけ。
弱いのか強いのかよく分からない武器である。
【能力】
『浮遊』
その名の通りただ浮くだけ。彼が望めば彼に触れている人物も浮くことが出来る。
『吸収』
産まれてくることなく、又は生まれて直ぐに亡くなった子供の魂を自分の中へと吸収してその子供の親への思いなどを共有するだけの能力。
『しあわせな世界、ミコが見守ってるよ』
一言で言うならファンタジーでメルヘンチックな世界に現実世界が混ざったような領域。
その領域、つまり世界に入り込むとふわふわと浮いたような感覚になり、動けない足も動かせるようになり、出せない声も出せるようになり、と様々なことができるようになる。
という一種の幻術を見ている。
この領域内に入ったら抜け出せない…というわけではなく、出ようと思えばいつでも出られる。
ミコに声をかければいつだって出してもらえるし、なんなら現実世界と領域内を行き来することも可能である。
1日に行き来できる回数は8回(入って出る、を1回とする)。
とはいえ、長い間入っていることは出来ず、長くて丸1日だけ。
それ以上滞在していると『異常者』として警告が流されてしまい、追い出される。
ミコ本人がダメだ、と思った相手を出禁にすることがあるが、セキュリティ?がゆるゆるすぎて知らず知らずのうちに出入りされてることがある。
この領域内で禁止されていることは
『きんし、たたかうこと、ぶきをだすこと、ほかのわるいこともだめだよ』
と紙に書かれて貼ってある。
特に制約などはなく努力義務である。
この領域内で怪我を負ったり死亡した場合はそのまま現実世界でも引き継がれてしまう。これだけは幻術にはならない。
また、この領域に入れるのは最大5人。それ以上は入れられず、その上限を超えるとミコ本人にダメージが入ってしばらくの間(6ロル)動けなくなる。
領域は比較的安全な廃墟の中に作られており、消そうと思えばいつでも消せるのだが中に人が入っているため今現在も消していない。
ちなみにこの領域を維持している間は魔法が使えなくなり、回復や強化が出来なくなる。
また、領域内から壁などに攻撃を受けるとミコにそれ相応のダメージが入る。
ただし、ミコが領域内に与える攻撃は大丈夫らしい。
『みんなの大切な人、ミコが会わせるね』
ミコが作り出した領域内に迷い込むと発動する能力。
迷い込んだ人間が望むものをある程度全て出すことができる。
食料や娯楽品などは当然のように出てきて、望めば会いたい人にも会うことができる。
もう二度と逢えない、そんな相手と会話をしたり共に過ごすことができる。
食料や娯楽品は『まま』達から譲り受けたものを出しているため何かを消費することはない。
だがその人が望んでいる誰かと会わせるためには魔力を消費するため、あまり大人数を出すことはできないし、1人につき1人、時間は2時間(6ロル)、という制約がある。
それを破るとミコ本人にダメージが入り、吐血、気絶だけならいいのだが、体全体が動かせなくなり8ロル分動けなくなる。
魔法も少しなら扱えて得意魔法は闇。
『Ascella(アスケラ)』
正義ある者に強化を与える魔法。
そのため、少しでも邪の心を持っていると強化が与えられない。
効果は2ロルで身体能力の向上強化。
『Enif(エニフ)』
対象者が努力して得たものを強化する魔法。
最初から持ち合わせていた力や根っからの天才はなんの効果得られない。
効果は2ロルで、努力して得た力などの強化。
『Scheat(シェアト)』
笑顔が素敵、もしくは優しい心を持っている者だけに治癒魔法。
なんとも不思議な魔法だがそのままで、治癒できる対象が『笑顔の素敵な人』もしくは『優しい心を持っている人』でなければならない。
その判断もミコ自身が決めるため『本当にその人?』という人でも回復することがある。
治癒魔法と言えど中傷ぐらいなら治せる、というものであって大怪我をした者を治すのは難しい。
【SV】
『ミコ、水の子って書いてミコだよ』
『まま、大丈夫?』
『お腹の子、早くままに会いたいって言ってる。会えるといいねぇ』
『まま、まま大丈夫だよ。ミコ、ままの子として少しだけでも一緒にいれたの凄く嬉しかったんだよ、だから泣かないで』
『…あったかいねぇ、やわらかいねぇ、ちっちゃいねぇ…』
『あっ、ままぁ〜。ねぇねぇ、ミコ、今日もかわいい?』
『ままはぁ〜、とぉ〜っても優しくて、強くってすごい人っ!だからミコ大好きなんだよぉ〜』
『えへへ、お兄ちゃんもきっと、ままのこと大好きだよ。だから、ねぇ、おねがい、泣かないで…?』
『ママぁ〜…つまんない』
『ママいっつもその顔、ミコつまんない』
『ママはミコのこときらいだもんね、ミコがしっぱいさくだからね、しってるよ』
『………ミコだってママに愛されたいだけだよ…』
【備考】
母親のお腹の中に宿ったが、産まれてくることが出来ずに亡くなった子供、産まれてこれたが3ヶ月と経たずに亡くなってしまった子供の魂が1つに纏まって産まれた存在。
八つの枢要罪/憂鬱の魔帝、ククルカンが作り出した呪いである。ミコ本人曰く『出来損ない』であるという。
ただ、元の魂が複数あるためか子供を亡くした女性を『まま』と呼んでその女性の自宅に長く滞在したり、かと思えば外でフラフラしていたり、と行動に一貫性がない。
また、元の魂が複数あるが故に自分の形を保っていられない。髪色、瞳の色、服装だけはなんとか維持できるが身長を維持出来ず、大人になってみたり、中高生ぐらいの姿になったり、幼児と呼べる姿になったり、と様々。瞬きと共に姿が変わることもあるが、子供を亡くした母親達には好評だという。
能力も魔法も戦いにはあまり使用出来ずかなり弱いのだが、なぜ今まで生きてこられたかというと今まで関わってきた『まま』達が守っていたから。
呪いではあるのだがその女性たちからすれば彼は自分の子供そのもの。だからこそ、母親として彼を守っていた。
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夢のまた夢か 見果てぬ夢
みなしごとパパに疎まれた子
闇夜ほど星が綺麗なこと
ねぇ 知ってる?
逆夢のままに 踊れ 踊れ
ボクらがボクらでいられるまで
形振り構わず手を叩け
いつの日かこの夢が覚めるまでは
【関係募集】
・『まま』(複数募集)
『巴 静華』
昔、胎児としてお腹の中にいた事がある人。
双子として生まれるはずだったがバニシングツイン、という現象のせいでミコの中にある魂だけが死んでしまった。
その後ミコがその魂を吸収したことで彼女を『まま』として認識するようになった。
・彼と共に遊んだことのある人(複数募集)
・彼を作った悪魔
(主様宅)『ククルカン』
ミコは彼のことを『ママ』と呼んでおり、他の『まま』達とは完全に別物として扱っている。
他の『まま』達は丁寧に優しく扱うのに対し、彼に対しては少し雑になる。
自分を作り出した『ママ』ではあるが、自分を放置して挙句興味もないような反応に不満を抱いている。
彼は見た目こそコロコロ変われどあくまで『赤ちゃん』。親からの愛情を受けたいというのは当然だろう。