地上から離れた空の上にある都市。世界がひとつの国のように出来ている。美しい海、険しい山脈、火山地帯、草原、雪原、砂漠、酪農地帯など様々な地域がある。そんな数の多い地域によって文化が異なり、魔法をどのように使うかも異なっている。文明は今よりも進歩しており、近未来的なものも見られる。その昔、旧支配者である邪神によって支配され、奴隷のような扱いを人類は受けていた。だが、魔女、勇者、賢者が旧支配者を封印したことで天空都市は人々の土地となった。しかし、そこから数万年後、原因不明の大爆発が起こった。舞台はその大爆発が起きてから50年が過ぎた、終末世界となり荒廃している天空都市だ。

その昔、魔女と呼ばれる者が作り上げた幻想的な力。様々な力と属性を持ち、また汎用性が高いとされている。遺伝的に受け継がれ、そして魔力を持ち産まれることが多いが、確定されてはいなく、遺伝関係無しに魔力を持ち産まれて来る者も居る。魔法の中でも基礎的なものとされる四大魔法がある。その四大魔法として、炎、水、草、風が挙げられている。魔法を使うには魔法陣が必要だが、才能がある者は魔法陣を出さなくても魔法を使うことが出来る。魔法は世界共通で、魔法を使える人であれば他の人が使っている魔法も使うことが出来る。

魔法を使うために必要な力。魔力量は人によって違い、多い人もいれば少ない人もいる。修練次第では増えることもあるが、増やすことは簡単ではない。魔力がなければ魔法を使うことはできない。また魔力量には限界があり、魔力が尽きてしまうと魔法は使えなくなる。しかし、休息を取れば時間経過で魔力は回復する。使う魔法によって魔力の消費量も異なる。無限の魔力を持つ者は世界でも片手で数える程度にしかいない。だが魔力量が多い者は存在している。

才能ある者が生まれつき、もしくはその成長途中で手に入れることが出来る力。その汎用性は魔法と同じ、人によっては魔法を上回るもの。しかし、人によっては体と能力が合わないと言う者も居る。元々才能が無い、とされている者でもどこかしらで能力を手に入れるチャンスはある…と言われている。

魔法を作り出した開祖のような存在。しかし、どうやって作り出したのか、意味や理由などは謎に包まれている。大昔に勇者と賢者と共に旧支配者を封印したことで、その存在は公となった。しかし、それ以降魔女がどこで生きているのか、はたまたもう亡くなったのかも不明となっている。

かつて天空都市を、人類を支配していた邪神。その力はとてつもないもので、権能を持っているとされている。狂気と混沌を意のままに操り、そして世界にそれらをばら撒くことが出来ると言われている。魔女、勇者、賢者の手によって封印された。それからと言うもの、旧支配者については御伽噺の悪役として恐ろしい存在として語り継がれている。

神々や神と同格の力を持つ者が持ち、そして稀に神々に選ばれた者が持つ特別な力。簡単に言ってしまえばこの世界で一番強い力で、チート能力。魔法と能力を圧倒的に凌駕する、なんでも出来てしまう、なんでもありな力。しかし、持っている者は少なく、そう簡単に手に入れることは出来ない。これは人類、悪魔、呪いと言ったこの世界に存在する者全てが選ばれれば与えられる力と言われている。

人々の負の感情によるエネルギーが一気に溢れ出してしまってことで誕生してしまった化け物のような存在。その中でも一番最初に生まれた者を大悪魔と呼び、悪魔の中でもリーダー的な存在とされている。悪魔の容姿は人型、獣型、人型と獣型の混合型の三つがある。人類のように魔法と能力を使い、そして独自の魔法で呪いを生み出している。グループなどを組むことは滅多に無いとされているが、八つの枢要罪と言う組織がある。悪魔は強さによってレベルがあり、X、S、A、B、C、Eの6つで割り振られている。

悪魔が独自に使う魔法によって生み落とされる忌々しい存在。悪魔のように人型、獣型、人型と獣型の混合型も居れば、不可思議な現象と言った見えないものとして存在する者も居る。呪いはそれぞれ魔法や能力とは違った特性を持っている。その特性とは、どのような人柄を持っているのか、どのような地域に住み着きやすいのか、魔法を使うのか、現象であればどのようなことを起こすのかなどを指す。悪魔のように魔法と能力を使うことが出来る。呪いも悪魔のようにレベルがあり、X、S、A、B、C、Eの6つで割り振られている。